操られる民主主義 デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか
著 : ジェイミー・バートレット
訳 : 秋山勝
機械に判断を任せる社会になりつつある
選挙で誰に投票するかもアプリで決める
iSideWith (アイサイドウィズ)
モラル・シンギュラリティ
今世紀の中ごろに起こるといわれているシンギュラリティよりも早く起こるのではないか
定型認識と呼ばれる職種が、今後機械に置き換えられていく可能性が高い
それらの職種が失われると、バーベル型経済に向かう
大きな不平等
不平等は民主主義に悪影響
健全な民主主義は、活動的で厚みのある中間層にかかっている
対処のひとつとしてユニバーサル・ベーシック・インカム (UBI)
テクノロジーの進歩による 2 つの未来像
ユートピア版 : 豊かな世界が実現、進歩に取り残される人がいないようにベーシックインカムなどの制度
ディストピア版 : 不平等が広がり、富を一部の者が独占
3 つめのシナリオ
民主主義の脅威
格差の拡大 → 社会保障等の増大による政府の肥大化
一方で、ギグエコノミーなどによる税基盤の縮小
国民が政府に求めることが増えるが、政府がその能力をなくしていく
やがて国民が政府へのコンプライアンスや政治資源の提供を拒むように
テクノ・オーソリテアリアニズム (技術と権威主義が結びついた政治) へ導かれていく
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